砂漠でのエネルギー生産が世界を救うpart2

あと20年で地球上から石油などの化石燃料は枯渇する…そういわれて早30年が経ちますが、人類は実際に新しいエネルギー開発に親権にならざるを得ない時代にきていると思います。オイルに代わるものとして、電気や天然ガスなどがすでに実用されていますが、これも今のペースではとてもオイルの補っていたエネルギー供給量をカバーできるほどではありません。

そんな人類に明るい希望をもたらす…それは案外今までは暗い希望の象徴だった「砂漠」かも知れません。

Power the Future: Harnessing energy from the sun-baked deserts

●砂漠でのエネルギー生産の限界

砂漠でエネルギーを生産することにおいて、今後人類が必要と想定されるものが与えられるという利点もありますが、不利な点も多いようです。

・極暑の気候

サハラ砂漠の平均気温は摂氏30度。暑い時では50度まで上昇することもあります。また、冬や夜には気温が0℃以下まで下がることもあるということで、ソーラーパネルへのダメージはかなり大きいと見られています。


・砂

砂嵐が吹き付ける砂漠では、ソーラーパネルなどの精密機械に悪影響を及ぼすことは避けようがありません。


・生産したエネルギーの供給

生産されたエネルギーはこの地球上のまったく反対側で使われることが予想されます。そうなったさいに、せっかく生産したエネルギーのうち、数パーセントは確実にエネルギー供給の段階で消費されてしまうでしょう。


・費用の障壁

ソーラーシステムのコストは最低でも1メガワットあたり160ドルがかかると言われています。さらに、遠隔地から電力を供給するには大規模な設備とそれをつなぐ鉄塔がそれこそ無数に必要なります。そうなると、結局生産量をあげたとしても1ワット1ドルほどのコストを市民からもらわないと運営が成り立ちません。ちなみに、これは東京電力の電気代で換算すると約2500倍ほどの料金になりそうです。


・水の不足

太陽光が豊富にあり、ほとんど雨が降らないということは、水が不足しているということの裏返しになっています。しかし、大規模ソーラーシステムの運用には水が確実に必要になってきます。そうなると、水をまた遠隔地から供給してくる必要があり、それにはまたうんざりするほどのお金がかかってしまうのです。


というわけで、今回は砂漠で生産する太陽エネルギーの問題点を研究したのですが…やはり一番の問題はお金のようです。

消費者の立場からしても、これ以上のお金をエネルギーのために避けないと考えている人は多いと思います。将来本当にエネルギーが枯渇してきて、現在の数十倍から数百倍、数千倍までエネルギー価格が上昇してきた頃に改めて考えることができるとは思いますが…。

とはいってもそれはすぐ数十年後にやってくることが目にみえています。それではどのようにして砂漠でのソーラーシステムを実現するのか、それについて次回のエントリで考えてみましょう。


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