5000年前の縄文人と現在も変わらぬ食生活?

殻つきのクルミ、おいしいけれど殻を割るのが一苦労ですね。


5000年前の縄文人クルミを常食していたようです。

ただあのころ食べていたクルミは”オニグルミ”といって、クルミ割り器を使ってもなかなか割ることができないとか。それを当時の縄文人が石の包丁で上手に割って食べていたのですから、どうして?と不思議です。

ところが、今でも山形の山間部で暮らす村では、当時と変わらぬ方法でオニグルミを割って食べているんですね。

どうやってあの硬いからを割っているのか?

・オニグルミを1〜2時間、水に浸す。
クルミの殻に水分がしみて膨張する。
・そのクルミをフライパンなどにのせ、強火で炒る。
 殻の水分が急に蒸発して縮む時に「ピッ!」とひびが入り、少し口が開くので、そのすき間に刃物を入れれば、真二つに割れる。

今でもこの5000年前から続いている生活の知恵を受け継ぎ、食生活もあまり変わらずに生活している人たちもいるんですね。

戦後大きく変わってしまった私たちの生活全般、食生活。
そのときまで逆戻りするのは難しいですが、生活を見直してみるのはいいことかもしれませんね。エコロジーを大切にするためにも。